今回は新型コロナウィルスの症状として、咳症状があります。
日中の咳症状もあるのですが、私が辛いと感じたのは夜寝ている時です。
寝ている時に咳が出て途中起きてしまい、ちゃんとした睡眠が取れない日々が続きました。
なぜ夜に咳が強くなるのか
人間には、自律神経で支配されている組織があります。
自律神経は二つに分かれます。
活動時に優位になる「交感神経」と、リラックスしている時に優位になる「副交感神経」です。
活動時は、酸素を大きく取り入れたいので気管支は大きく拡張します。
一方、リラックスしている時は、活動時に比べ酸素を多く取り入れる必要がないので、
気管支は狭くなります。
つまり、寝ている時は気管支が狭くなる事によって、咳が出やすい状態になるのです。
寝ている時でも空気が入りやすい状態にする
私は、夜の咳が日を追うごとに強くなり苦しんでいました。
気管支は狭くなるのですが、胸郭を広げる事で空気が入りやすい状態にすると、
咳き込むのを抑え込む事ができます。
今回は、置き針を体に貼付して持続的に刺激を加え、胸郭の広がりを長時間良くする事で、
夜寝ている時の咳症状を抑え、途中起きる事なく朝まで寝れました。
そのツボは肺経の「中府」と任脈の「天突」です。
その後も、咳が強くなったり発作のように止まらなくなるような事がなくなったので、
しっかりとした睡眠が取れるようになりました。
しっかりと睡眠が取れると回復力も上がり調子が良くなりました。
当院では、この二つのツボだけではなく全身の状態をみて治療して、
新型コロナウィルスの後遺症を改善していきます。
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