今回はサウナの「整い」の魅力について紹介します。
サウナでよくいう「整い」とは
サウナは
「全ての健康法の中で最も効率的で瞬時に体と脳を整えることができる。」
と言われています。
そもそも「整う」とは
→サウナ後の心身ともに非常に調子が良いと感じる状態
の事をいいます。
サウナのメリット
- 脳疲労が取れる。
- 肩こり腰痛眼精疲労が和らぐ。
- 自律神経が鍛えられてメンタルが安定する。
- 睡眠の質が向上する。
- 集中力がましアイデアが浮かびやすくなる。
- 免疫力が高まる。
などがあります。
サウナの基本的入り方
サウナの入り方は「サウナ→水風呂→休憩」を1セットとします。
途中に違う事をしてはいけません。このローテーションを守らないと
「整い」を感じられません。
サウナの入り方
- 入っている時は高低差をなくす→ムラなく均一に熱をいれるため
あぐらか体育座りがおすすめ。本当は寝っ転がるのがベスト - 心拍数が通常の2倍になったら出る。
水風呂の入り方
- 水風呂の温度は16〜17°がベスト
- 入る時は大きく息を吸った後、吐きながら入る
→こうする事で心臓がバクバクせず入りやすくなる - 目安は脈が正常に戻ったら出る。
→気道がスースーした感じになって出るのもOK
外気浴
- 水風呂から出たら手早くタオルで体を拭く
→気化熱で体が冷えないように - 一番整いを感じられる時間は約2分
→出たらすぐに移動して外気浴する。 - 横になるのがベスト。イスでもOK
- 目安は5分〜10分
「整い」のメカニズム
超高温のサウナ室に入る事で人間の体は危機的状態にになり
血液を毛細血管に回して汗をかかせて、普段無意識に考え事をしている
脳の思考を停止させます。(交感神経優位)
そして高温状態から超低温の水風呂に入ることにより毛細血管が
収縮する事で大きな太い血管に血流が一気に上がり脳の循環量が
一気に上がり疲労物質を押し流します。(交感神経優位)
この二つの危機的状況をにおかれる事で血中にアドレナリンが流れます。
そして外気浴をする事で一気に副交感神経優位になるのですが、
通常副交感神経優位の時にはアドレナリンが脳血管に流れることがないのです。
サウナ、水風呂に入る事で副交感神経優位の脳内に約2分程アドレナリンが流れる
ため体はリラックスして脳はスッキリする状態になるのです。
これが「整い」のメカニズムです。
瞑想は修行がいるのですが、サウナで簡単に瞑想状態に入れるので
仕事の効率を上げてアイデアが出やすくなります。
私も体の疲れが溜まった時や閃きアイデアが出づらくなったらサウナに行きます。
興味ある方はサウナで「整い」を体験してください。
腰痛、肩こり、眼精疲労などは鍼灸治療と併用がオススメ
サウナで筋肉の緊張が和らいだりしますが、それだけで全部完結する訳ではありません。
治療は辛い部分ピンポイントでを取り除くのが目的です。
合わせて治療するのがオススメです。
参考文献:加藤容崇「医者が教えるサウナの教科書―――ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?」,ダイヤモンド社,2020年3月