前回に続き上咽頭炎の鍼灸治療について解説していきます。
- 鼻、喉の違和感、痛み、乾燥感
- 鼻の奥からのどに鼻水が流れる:後鼻漏
- 痰、咳払い
- 首、肩こり頭痛、頭重感
- 声が出しづらい
- 鼻の奥が匂う
など様々な症状があります。
予防としては、乾燥を防いで体の冷えを防ぐことが効果的です。
これは乾燥を防ぐことでウイルスや細菌を体内に侵入するのを防ぎ
体を温めることで免疫機能を高めるからです。
鍼灸治療
上咽頭炎の治療をしてもなかなか改善しない方や、Bスポット治療が辛い方や合わない方に
鍼灸治療をお勧めします。
ポイント
- 粘膜の炎症を抑える
- 乾燥を防ぎのどに潤いを与える
- 免疫機能を上げる
- 自律神経のバランスを整える
1粘膜の炎症治療
のどの痛みはウイルス、細菌の侵入で炎症を起こします。
粘膜の潤いが少ない、または乾燥しているとウイルスや細菌に感染しやすい状態を作ります。
乾燥を防いで潤いがあると、感染しづらい状態を維持できます。
鍼灸治療では、粘膜を強化し炎症を抑える治療をしていきます。
脾経を使い粘膜の炎症を抑えると同時に潤いをあたえるので、予防にもつながります。
2免疫機能の強化する治療
免疫を強化するには扁桃、リンパ節、胸腺、粘膜下リンパ組織を強化していきます。
ここでは肺経や腎経、背中、頸部のツボを使い免疫機能を強化します。
3自律神経系の治療
自律神経の治療は、主に頚部や背部の凝り固まった筋肉を中心に治療していきます。
興奮状態が続いていると頚部、背部の筋肉の緊張が強くなります。
この状態が続いているとリラックスする時間が少なくなり、疲労が抜けず免疫力の低下にも繋がってきます。
また睡眠の質が低下すると十分に疲労が抜けないため、この場合は睡眠の治療も同時に治療する必要があります。
上咽頭炎の鍼灸治療に興味のある方や、症状が改善せずお困りの方はこちらまでお問い合わせください。