今回はトリガーポイントについてお話しします。
トリガーポイント(以下TP)とは、侵害的刺激(刺鍼)機械的刺激(圧迫、収縮)で関連痛が生じる
痛覚過敏部位の事をいいます。
筋膜・骨膜に形成されたTPは侵害的、機械的刺激の両方に反応するが、腱・靭帯に形成されたTPは
侵害刺激にしか反応しないです。
例えばお尻の筋肉を押すと足の先まで痛みシビレが放散するものをいいます。
侵害的刺激:鍼やお灸による刺激
機械的刺激:マッサージやストレッチによる刺激
関連痛:トリガーポイントを刺激された時に生じるひびき。関連痛、放散痛が出るものをTP。
トリガーポイントはどこにできるのか、形成されやすい部位
トリガーポイントの形成場所は筋膜、筋繊維、腱、靭帯、骨膜と言われています。
*組織学的にはまだよくわかっていない
形成されやすい部位は異種構造物の接合部に負荷がかかりやすい。
異種構造物の接合部とは
- 筋肉の起始停止部
- 筋腱移行部
- 筋連結
- 膜連結
- 腱連結
- 硬結部位
筋肉のオーバーワークで起始停止部が引っ張られたり、筋腱移行部は筋線維が切れないように
過剰な収縮を抑えるために制御するため負荷がかかります。
互いの筋肉膜がが擦れ合ったり各連結部で負荷がかかったりすることでトリガーポイントが
できやすくなります。
環境的要因も大きく関わります。例えば運動、肉体労働、座りっぱなし、立ちっぱなしが続く
環境下にいる人は特異的に使う筋肉が原因になることが多いです。
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