胸郭を広げる意味

胸郭は胸骨、肋骨、胸椎で構成されています。
広がりづらくなると肺に空気が入りづらく自律神経の乱れにつながります。
歌う方は大きな声や高い声が出しづらくなりパフォーマンスが下がります。
胸郭は広がりやすくするポイントは「姿勢」と「筋肉の緊張」です。

姿勢

背中が丸まっている姿勢は正常時に比べて胸郭が広がりずらいです。
体を丸めて呼吸するのと猫背になって呼吸してみると吸いやすさが違うと思います。
さらに体を動かす運動機能などが低下します。
→腰が曲がったご老人と姿勢の良いご老人では歩くスピードは格段に姿勢が良いご老人のほうがスムーズだと想像できますよね。
正しい姿勢ができているかで呼吸の質が変わり歌うパフォーマンスが変わります。

筋肉の緊張

姿勢ともリンクしますが関節は骨や軟骨などですが筋肉がないと関節は動きません。
つまり筋肉の緊張が強いと関節が曲がりづらくなったり、姿勢が悪くなります。
胸郭が広がる事で空気が入りますが胸郭周りの筋肉や呼吸筋が硬いと十分に空気が肺に入りづらくなります。

姿勢を良くする治療

まず筋肉の緊張を緩めていきます。
呼吸筋である横隔膜や肋間筋、呼吸を補助する斜角筋、肩甲挙筋、僧帽筋などの緊張を改善します。

その後に姿勢の調整をします。
骨盤のズレから改善し背中、頸の調整をし良い状態を体に覚えさせます。
骨盤から治療するのは土台である骨盤を安定させる事で背中や頸をより安定的に保つ事ができるからです。
家で例えると地盤が安定していない場所に家を建てると大地震で家が崩れると思います。

柔軟性のない筋肉は伸びづらく、姿勢の崩れた関節は可動が悪くなります。
しっかりとした治療をする事で歌うパフォーマンスを上げる事ができます。

歌う方だけでなく自律神経が乱れ気持ちが落ち込みやすい方や、コンディションが上がらないアスリートの方でも治療する事でパフォーマンスを上げる事ができます。

お困りの方は速攻で胸郭を広げる治療を。