野球肘と靭帯損傷の治療

野球肘の痛みと靭帯損傷。
先日メジャーで活躍する大谷翔平選手ですが先日の登板で肘の靱帯を損傷し今季の登板はしないようです。
私も学生時代に野球が好きで毎日投げすぎで肘の靱帯を痛めボールが投げれない時期がありました。
投球時の肘の痛みでお悩みの方を救うべくこの記事を書きました。是非最後までお読みください。

肘の靱帯の損傷を防ぐ治療法とトミージョン手術復帰後にできる治療を紹介します。
これはプロ、アマ問わず共通の治療です。

肘の靭帯損傷の前兆

人間は激しい運動をする事で筋肉や腱、靱帯などの組織に疲労物質が蓄積されます。
蓄積された疲労物質は血液から送られ酸素が栄養を運び二酸化炭素が疲労物質を運び代謝されます。
ここで重要なのが血流です。

血流障害が起きると

  • 上腕や前腕の筋肉のハリ
  • 痙攣を起こす
  • 倦怠感が強くなる
  • 肘の痛み

などの症状は靭帯損傷の前兆、もしくは損傷していることもあります。

ダルビッシュ有投手は「痛くないけど上腕三頭筋が気持ち悪い」

肘の痛みがなくても靱帯を痛めてる可能性はあります。
感じ方は人それぞれですが「何かおかしいなと思ったら病院で検査し早期に発見し治療する事が重要です。

組織の修復、回復に不可欠な血流を改善するには

治療のポイント

  • 頚部の斜角筋、胸鎖乳突筋
  • 上腕二頭筋、三頭筋
  • 肘内側側副靱帯
  • 前腕の屈筋群

肘の血流は頚部から肩、上腕、肘と繋がってきます。
頚部の筋肉のハリ感が強くなると血管を圧迫し上腕や肘の血流が悪くなります。

トミージョン手術復帰してからの血流障害

手術を終えリハビリし実戦復帰しても肘の負担が完全に無くなるわけではないです。

  1. 手術をする事で皮膚を引っ張り縫い合わせるため血流障害が起こりやすくなる
  2. それによりドロっとした悪い血液(瘀血)が溜まりやすくなり血流障害を助長させる
  3. ハリ感が強く出たり、痙攣などしやすくなる
  4. 指先のシビレが出る事がある

おそらく手術前よりも血流障害になりやすいと考えられます。

瘀血の特徴

瘀血は暗赤色でドロっと粘度が高い血液です。
絞り出す事で
1血液循環を高め自然治癒力を上げる
2クビ、肩こりや腕の筋肉のハリを改善させる
3指先のこわばり、シビレを改善させる

赤黒い瘀血
瘀血を絞り出すとのサラッとした血液が流れ出す

血流障害を改善する治療のポイント

  • 刺絡治療でドロっとした瘀血を抜き取る
    瘀血は血流を悪くする要因なのです。
    指から微細な傷をつけドロっとした瘀血を抜き取る事で腕全体の血流を良くし新陳代謝を上げます。
    疲労感、ハリ感や痙攣などを改善し靭帯損傷の再発を予防します
  • オペ痕に鍼を刺入し皮膚の癒着を改善
    手術後の切開した部分を閉じるために皮膚を引っ張り寄せて縫合します。
    縫合したオペ痕は癒着しやすく血流障害が起きやすくなります。
    また皮膚を引っ張って寄せているので毛細血管が圧迫されやすく血液の循環が悪くなり瘀血になりやすくなります。
  • 体全体の血流を改善する
    患部の腕だけ血流を良くするよりも体全体の血流を良くした方が自然治癒力も上がり体の疲労回復にもつながります。例えば頚部の筋肉のハリを取る事で腕の血流は上がりやすくなります。
    東洋医学的に「気、血」の働きを良くする事で血流が改善します。気の流れを良くするツボ、血の流れをよくするツボなど様々あるので患者さんの体に合わせツボを組み合わせていく事がとても重要です。

トミージョン手術をしていない選手でも予防として治療する事が大事になります。

オペ痕は組織が癒着しやすく血行障害になりやすい
オペ痕に沿って鍼を刺入し癒着や血流を改善する

PRP療法と刺絡治療の違い

PRP療法

多血小板血漿療法といい、自身の血液中に含まれる血小板の成長因子が持つ組織修復能力を利用し自然治癒力を高める治療です。
血液を採取して血小板を抽出し患部に注入する治療です。

刺絡治療

刺絡治療は指先や爪の近くから微細な傷をつけ瘀血を絞り出して血液の流れを良くし自然治癒力を上げます。
首肩こりなどにも効果的で傷をつける場所によって効能も変わります。

※価格はPRP療法が15万円から(病院によって価格が異なります)刺絡治療は治療院によって異なりますが1万円高くても2万円ほどで治療できます。

選手生命を伸ばしたいなら治療をお試しください

投球時の肩、肘、腕の、倦怠感、ハリ感、手のシビレなど投げていてお困りの症状がある方は早めの治療を!

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