咳喘息
喘息はヒューヒュー、ゼーゼーなどの喘鳴があります。
咳喘息はそれがなく咳の症状が長引く疾患です。
アレルギー炎症などにより気道が過敏に反応し咳の症状を引き起こすのが原因と言われています。
咳喘息の症状
特徴として就寝前、深夜から早朝にかけて咳の症状が最も強くなります。
その他に季節の変わり目、寒暖差、運動、副流煙、雨天、花粉などで増悪します。
→アレルギー性炎症で気道が過敏になり症状が誘発されます。
その他に喉のイガイガ感、しめつけ感などの違和感や胸の前が重たい症状があります。
咳喘息の鍼灸治療
咳をすると背中を丸くして咳き込むため背中の筋肉が伸ばされ緊張が強くなります。
特に多裂筋の緊張が強くなります。
その中でも上位胸椎は呼吸器の咽頭、喉、気管支、肺を支配する神経が出ている部位でもあります。
多裂筋は背骨の際に付着する筋肉です。
脊柱起立筋の一つで体幹を進展する筋肉です。
緊張が強くなると背中が丸くなり胸郭が広がりづらくなり自律神経が乱れやすくなります。
自律神経の乱れ、パニック障害、過換気症候群などの治療にも有効的です。
治療しないと悪循環が生まれる。
咳などで背中の筋肉が硬くなると血流が悪くなり痛み物質が血管から放出されるとさらに筋肉を硬くしようと体が反応します。さらに硬くなると血管をより圧迫してさらに痛みが強くなります。
この状態が続くと咳は治らず体の状態がさらに悪化します。
鍼治療で自然治癒力を上げ血流を改善し痛みを緩和することができるので早めの治療をお勧めします。