季節が一気に進み朝晩は寒くなって痰の症状でお困りの方も増えてきました。
当院は歌う方が多いので痰が絡んで歌いづらい方が増えてきました。
今回はメカニズムと治療法を紹介します。
痰のメカニズム
体の冷えからくる痰
体が冷えて内臓の動きが悪くなると水分の代謝が悪くなり体に残りやすくなります。
これが体に残ることで痰が生じやすくなります。
このような状態の痰は白く水っぽい感じです。
発熱した時の痰
いわゆる風邪を引いた時の黄色く粘っこいです。
これはウイルスや細菌を倒すために熱を上げるため体の水分量が低下するため粘っこくなります。
熱を上げ倒したウイルス、細菌が痰を黄色くしているのです。
痰を治療
冷えにより脾の運化機能が低下することで水分が停滞して痰が生じやすくなります。
脾の働きを高めることで症状を改善することができます。
それに加え胃や肺の機能を高めることで症状をさらに改善することができます。
鍼治療の最中に「痰が小さくなっていく」「喉に引っ掛からなくなった」など変化するのが患者さんに自身で分かるようです。
痰に効くツボ
主に症状や患者さんの状態にもよりますが代表的なツボが「陰陵泉」です。
陰陵泉は脛の内側のたどっていき指が止まるところです。足の浮腫みなどにも効果を発揮します。
患者さんの症状により様々なツボを組み合わせることで症状を改善していきます。
痰が絡んで歌いづらい、声が出ずら方だけでなく、痰の症状でお困りの方でも治療できますのでお気軽にお問い合わせください。