ピアニストの肩こりは切っても切り離せない症状です。
その原因を詳しく解説していきます。
指の使いすぎ
指を動かす筋肉は手や前腕にくっついています。
筋肉は筋膜で覆われ特定の筋肉と連結しつ繋がっています。
つまり指を動かす弾き続けることで筋肉の緊張が強くなり筋膜が硬くなります。
それと同時に連結している筋肉の緊張も同時に強くなり首や肩の緊張も強くなるということです。
長時間の同一姿勢による演奏
ピアノを長時間練習している方は同じ姿勢が続くことにより肩がこりやすくなります。
手を鍵盤に乗せると肩甲骨が外に開きやすく背中が丸くなりやすくなります。
この姿勢を長時間続けることで肩甲骨の可動域が悪くなります。
同時に肩甲骨に付いている首肩周りの筋肉も硬く緊張が強くなり肩がコリやすくなります。
手元や譜面を見る事で起きる眼精疲労
ピアニストは鍵盤を見たり譜面を見たりと目の動きが多いように感じます。
目線を変えると首の筋肉は動き長時間弾き続けることで緊張が強くなります。
肩こりの治療のポイント
ピアニストだけでなくデスクワークをしている方も共通する事なのですが
首肩を直接治療するのも大事なのですが、それだけでは不十分な治療だなと私は感じます。
- 手や腕など指を動かす筋肉の緊張を改善する。
- 固まった肩甲骨の可動を改善する事で首肩周りの緊張を改善する。
- 背骨、体の歪みを改善
直接緩めるのは応急処置のようなもので他の要因を治療する事でさらにパフォーマンスを上げることが可能です。
ピアニストの肩こりは普通のオフィスワーカーの方に比べると石のように固まっている方が多いように感じます。お困りのピアニストの方やオフィスワーカーの方は速攻で治療を。