肩こりとは頚部から肩甲骨の上部や肩甲間部に主観的に
詰まったような、こわばったような不快な感じを総称したものです。
患者さんによって感じ方は様々です。
肩こりは日々の生活の中での単純な疲労として最も日常的に見られる
症状です。
病態・症状
過度の使用による筋疲労、精神的緊張、自律神経の影響など機序は複雑に
入り組んでいます。
症状として頚肩部や肩甲間部にこわばった不快感を感じるものから痛みに
いたる症状を訴えます。
→強くなると、頭痛や顔面痛、上肢痛などの関連痛を生じる。
注意を要するもの
頚椎疾患や耳鼻科、眼科、歯科疾患、内科疾患からいわゆる不定愁訴
(更年期障害、自律神経失調症)にいたるまで様々な病気の主訴として
訴える事があります。
→最も多く見られる、日常的な身体的・心理的疲労に起因する肩こりが
鍼灸治療の最適応症となります。
治療方針とポイント
治療方針
- 頚肩部、肩甲間部の圧痛や硬結部が第一の治療点です。
- 精神安定や自律神経調整を必要とする場合もある。
- 頚椎症や不定愁訴なども適応。
- 内科、耳鼻科、眼科、歯科などの疾患があっても
原因疾患が軽症なものは対症的に治療する。
ポイント
治療のポイントとしては「風池」や「肩井」を使用する事が多いです。
僧帽筋が硬すぎる方は足の胆経のツボを使って僧帽筋の張り感や、コリ
とってから僧帽筋に直接刺鍼する場合もあります。
天気や気圧の変動で肩がこりそこから頭痛や目の疲れ体の不調に繋がってきます。
体調が悪くなる前に血流した方が改善するのも早いです。
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