スポーツのケガ

こんにちは。
鍼灸師・柔道整復師の仙波詩文です。

詩庵鍼灸接骨院では、声枯れ・ノド枯れの患者さんが多くいらっしゃいます。
声楽家など「声のプロ」の方が、スポーツでハッスルしてケガをした…というご相談は少ないのですが、お子様やご家族がスポーツでケガをされたというご相談を受けることがあります。

また、私自身、幼少時からスポーツに親しんできたため、スポーツによるケガはつきものでした。そして、ケガで辛い思いをしたことが、この道を目指した理由でもあります。

そこで、スポーツによるケガの特徴について、ご説明していきたいと思います。

スポーツのケガは、スポーツ外傷とスポーツ障害に分けられます。似ているようですが、それぞれ症状や対応方法が異なります。運動中にケガをした場合、どちらに当てはまるかまずは確認してください。

スポーツ外傷

転倒やスポーツ中の接触など、一回の大きな力が加わって発生するケガをいいます。具体的には、頸椎捻挫、骨折、脱臼、靭帯損傷、アキレス腱断裂などがあります。

スポーツ外傷を負った場合は、まずは「RICE処置」と呼ばれる応急処置をすることが大切です。RICE処置によって、患部の急性の炎症を鎮め、早期回復につなげましょう。
R(REST):安静にする
I (ICE):冷やす
C(COMPRESSION):圧迫する
E(ELEVATION):挙上する

スポーツ障害

スポーツ障害は、体の同じ場所に繰り返し負担がかかることで生じる症状をいいます。例えば、野球肩、テニス肘、ランナー膝、オスグッド症などが代表的です。

別名、使い過ぎ症候群とも言われるように、スポーツ障害は、オーバーユース(使い過ぎ)、ミスユース(使い方相違)、ディスユース(負荷)の3つが要素になります。大人だけでなく、成長期の子供にも起こりやすい症状です(ご参考:鍼灸治療による子どものスポーツ障害)。