デスクワークの肩こりや、腰痛で立ち座りが辛く、お悩みの方はいらっしゃいませんか。肩こりや腰痛は生活に密接にかかわっています。慢性化すると、自力のストレッチでは改善は難しくなります。また、無理に伸ばそうとして、腱や筋肉を傷めてしまう場合もあります。
このページでは、肩や腰の不調の原因や、鍼灸治療による改善方法をご紹介します。
肩こりの原因と治療
肩が凝る症状と原因とは
肩こりは、首の付け根から、肩や背中にかけて、痛みや張り、凝りを生じる症状です。悪化すると、頭痛や吐き気を伴う場合もあります。僧帽筋、頭半棘筋、頭・頸板状筋、肩甲挙筋、棘上筋・菱形筋など多くの筋肉が関係しますが、中でも首の後ろから肩・背中にかけての僧帽筋が中心です。
肩こりは、筋肉の疲労と、血管の血行不良で生じます。筋肉の収縮は、ポンプのように血液の循環を促します。しかし、同じ姿勢をとること、姿勢の不良、運動不足、ストレス等によって、肩周辺の筋肉が固くなることがあります。すると、血流が悪くなり、肩こりの症状を引き起こします。
肩こりと胸郭出口症候群
胸郭出口症候群は、首から脇の神経が圧迫され、肩・腕・手のしびれや痛み、筋力低下、手が動かしにくい等の症状を招きます。症状の特徴から、肩こりと間違われることがあります。なで肩の女性に多いといわれますが、筋トレで鍛えた男性にも発症する特徴があります。
西洋医療では、しびれ緩和の薬の服用やブロック注射等で対応することが多いです。鍼灸治療では、症状が出やすい姿勢を見極めたうえで、神経を圧迫する筋肉の張りを緩和し、症状の改善につなげます。良い姿勢を維持できるように、患部周辺の筋肉にもアプローチします。
肩こり解消の対策と治療
肩こりは、ストレッチによって一定の改善と予防が期待できます。しかし、症状が慢性化すると個人での改善は難しくなります。西洋医療では、筋弛緩薬の服用やボトックス注射等が行われることがあります。副作用を生じたり、効果が短い場合もあるので、信頼できる医師に相談しましょう。
鍼灸治療では、刺鍼により、患部にたまった血流を流し、血行促進を図ります。また、筋緊張を緩和し、筋肉と動きを取り戻します。また、柔道整復の施術も行うことで、肩こりの症状に総合的にアプローチできます。薬を服用しないので副作用が心配な方でもご安心ください。
腰痛の原因と治療
腰の痛の症状と原因とは
一言で腰痛といっても、腰の重さやしびれなど症状は様々です。例えば、次のような原因別の症状があります。
・成長過程やスポーツ:側弯症、腰椎分離症など
・加齢:椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など
・外的なケガ:腰椎骨折、脱臼など
よく聞く坐骨神経痛は、病名ではなく、腰から足にかけて生じる痛みやしびれが続く症状の総称です。腰の骨などに異常を生じ、坐骨神経が圧迫されて症状が出ます。前屈で荷物を持つなど腰に負担のかかる職業や、事務職など座りっぱなしの職業、激しい運動をする人に生じやすいです。
腰痛の対策と治療法
腰痛の原因は様々なので、原因に応じた治療法がとられます。西洋医療では、内服薬、コルセットなど腰を固定する装具の装着、痛み止めのブロック注射などが行われることが多いです。状況によっては、外科的手術が検討されることもあります。
鍼灸治療では、血行を促進して痛みを緩和し、患部周辺の筋肉の張りを改善します。特に、筋緊張により神経が圧迫され、慢性化した症状は、鍼灸の有効性が高いといわれている分野です。腰痛は、肩、背中、足など腰以外の筋力が影響していることもあります。まずはお気軽にご相談ください。
肩こり・腰痛への鍼灸治療の有効性
鍼灸治療は、WHO(世界保健機関)で、11症状・48疾患に有効性が認められています。神経系疾患である神経痛、運動器系疾患である関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛も含まれます。特に、慢性化した症状にも効果的です。
詩庵では、鍼灸師・柔道整復師の国家資格を持ち、10年以上の経験を有する代表の仙波詩文が、患者さんの症状に応じてベストのケアを提供します。肩こり・腰痛が慢性化すると、日常生活にも影響します。肩こり・腰痛を治して、毎日を健康に、充実して過ごしませんか。まずはお気軽にご相談ください。