気象の変化で症状が悪化することを”天気痛”といいます。
「台風が近づいてきて頭が痛い」「寒暖差で体調が悪い」
こんな症状の方、周りに結構いませんか?
このように天気の変化=気圧の変化なので、気圧の変動で症状が起きます。
最近では天気痛外来もあるほどで、日本人の約6割が自覚症状があり
天気痛女子が約8割もいるそうです。
投薬で対処している方が半分以上いるそうです。
天気痛の原因
天気痛は、内耳が敏感な方がかかりやすいと言われます。
わかりやすく言うと、飛行機に乗った際に耳に違和感が出やすい方や
乗り物酔いしやすい方は、内耳が敏感かもしれません。
内耳の前庭気管が、気圧の変動を感知して脳に伝えられると、
脳血管が拡張して頭痛が引き起こされるというメカニズムがあるからです。
天気痛の症状
天気痛の症状は、頭痛、肩こり、めまい、気分が落ち込むなど様々あります。
特に多い症状が”頭痛”です。
ドクターが推奨する天気痛を改善する方法
天気痛は、内耳が敏感な方がなりやすいことをご説明しました。
お医者さんが推奨しているのは、耳のマッサージをして内耳の血流をよくすることです。
血流をよくするのは、鍼灸治療でも可能です。
耳以外の場所から治療することで、より効果的に症状を改善する事が可能です。
天気痛の症状を改善する鍼灸アプローチ
ドクターが推奨する「耳をマッサージして内耳の血流を上げる」こと。
これを鍼灸でやるなら、耳の周りにあるツボをチョイスします。
そのなかでも「和髎」「耳門」「聴宮」などが効果的です。
これに加えて、耳に置き鍼(鍼と言ってもチタン製の先端が球状のもの)を貼り付ける事で、
耳の血流の循環が高まり、天気痛だけでなく、肩こりや腰痛にも効果を発揮します。
ただし、全てこれで治る事はありません。
下腿や前腕から耳に関連するツボをチョイスしたり、患者さんの状態に合わせて治療するのが大事です。
気圧の変動に限らず普段から頭痛、肩こりに困っている方も鍼灸治療は有効です
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