今回の耳鳴、難聴は症状から紐解く東洋医学的考えを解説して、治療について紹介します。
耳鳴の音が大きくまたは聴力が低下が突然起こる
このタイプは「肝火」と「痰火」です。
超簡単に言うと、「肝火」は激怒していたり、怒ってイライラしている人に多く、
肝が燃えたぎると、こうなる方が多いです。
一方の「痰火」は、食事の不摂生や思い悩み、労倦によって、脾、胃の機能が落ちている人に多いです。
すると痰ができ、その痰が長く停滞すると耳鳴りになるのです。
総称して「実証」といいます。
次第に耳鳴になり、音が細く、聴力は次第に低下
このタイプは「脾胃虚弱」と「腎精不足」です。
総称して「虚証」といいます。
脾胃虚弱は、見たまんま消化器が弱く、気血の生成がうまくいかない状態です。
各器官に栄養がいかず耳鳴りになります。
腎精不足には、先天的にエネルギーが不足、栄養の吸収不良、高齢や慢性疾患によるものがあります。
これらにより、各器官に栄養がいかず耳鳴りになります。
✳︎「実証」では耳を揉んだりすると耳鳴りが増強し、「虚証」では耳を揉むと軽減または消失する特徴があります。
なので全身を診て治療することが大切です。
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