今回はコロナ後遺症の倦怠感の治療です。
最近では、コロナウイルス後遺症で倦怠感が抜けない方が多いようです。
倦怠感も様々な原因で起こるので、そこも含め説明していきます。
全身倦怠感をきたす疾患
- 生理的:長時間の労働や精神的緊張
- 精神神経疾患:神経症、心身症、うつ病、統合性失調
- 感染症:結核、リウマチ熱、感染性心内膜炎などの慢性感染症
急性感染症、AIDS、コロナウイルス - 肝疾患:急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変
- 貧血:各種貧血
- 内分泌疾患:甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、アジソン病
クッシング症候群 - 代謝疾患:糖尿病、脚気
- 神経筋疾患:多発性神経炎、重症筋無力症、周期性四肢麻痺
- その他:慢性疲労症候群、尿毒症、寄生虫疾患、アルコール
鉛・麻薬などの中毒症
コロナ後遺症との関係では、ウィルスが体内に残っている事で、
長期間ウイルスを倒そうと体が働いているため、倦怠感が残っていることが考えられます。
またコロナウイルスは感染症ですが、治療薬がない中薬の長期間の服用で、
肝臓や消化器に負担がかかり、倦怠感を誘発していることもあるのではないでしょうか。
まだ原因は解明されていないですが、このような可能性があると私は考えます。
倦怠感の治療
- 血流改善によって全身の組織を回復させる
- 肩こりなど、特異的な愁訴の強い部位にも対症的に処置を加える
- 原因疾患があっても注意すべき症状が特にないものは、原因疾患に対する
日常管理として、愁訴の改善をはかる。
コロナ後遺症の倦怠感の場合
- 倦怠感だけにフォーカスせず消化器や呼吸器の症状を聞き出して治療する。
- 全身の気血の運行をよくし組織を修復、免疫力を上げウイルスを倒す体勢
を整える。
後遺症の治療薬はまだなく、ワクチンで予防しましょうと言われています。
私はワクチンを3回接種しても感染しました。早々に鍼灸治療を自分自身に
施し自然治癒力、免疫力を高められたので後遺症で悩む事はなかったのかもしれません。
感染した患者さんが薬を飲んでも症状が改善せず、鍼灸治療をし回復した方を見ています。
効果的な治療薬がない今、鍼灸治療で自然治癒力、免疫力を上げて後遺症を改善してみては
いかがでしょうか。
倦怠感でお困りの方はこちらまで