眼精疲労の治療と原因を紹介します。
眼精疲労でお悩みの患者さん
お仕事でパソコン、タブレットを常時使って仕事が終わると目を開けてるのがツライ患者さんがいらっしゃいました。話を聞いているだけで目が疲れそうな状況です。
眼精疲労のツボ
太陽
眉毛の外側と目の外側の中心部から指一本分後ろの位置に凹んでいる箇所です。
眼精疲労だけでなく眼疾患、片頭痛、歯痛などにも効果的です。
承泣(しょうきゅう)
眼球の瞳孔の中心で眼球と眼窩の間に取ります。
四白(しはく)
承泣から一横指したにあります。
眼精疲労、目の乾き(ドライアイ)などに効果的です。
魚腰(ぎょよう)
瞳孔線上の眉毛の真ん中のあります。
眼疾患、眼瞼下垂などに効果的です。
ご自身でマッサージするのもいいのですが表情筋の筋肉は薄く強く刺激するとシワやたるみの原因にもなりますのであまりやりすぎないほうがいいです。
鍼は血流を良くする、筋肉の緊張を緩和する、細胞を活性化させ代謝を高めたり、ターンオーバーを早めたりすることもできます。
眼精疲労だけでなく美容にも効果を発揮できるので一石二鳥です。
治療した患者さんは
治療後目を開けると
- 視界が明るくて視野が広い
- 鏡を見て目が開いて瞼が軽い感じ
- 頭がスッキリ
- 後日肌質が良くなった
など治療効果に感動していました。
どうしても仕事で画面を見る機会が多い方はすぐに目の疲れが出やすく、ドライアイや目が霞むなどの症状が出やすいです。定期的にケアする事で仕事のパフォーマンスも上げる事が鍼灸の治療で可能になります。
もしお困りの方は早めの治療を
眼精疲労の原因
眼球も血管が走り血液が流れ栄養されています。
- 長時間の近距離作業
パソコンやスマートフォンなどを長時間見続け、眼球の筋肉などに負担がかかり起こる - 明るさやコントラストの不足
照明が不十分だったり、画面の明るさが合わないなど - 乾燥
室内が乾燥していたり、エアコンやヒーターの風が直接当たっている状態 - アレルギー
花粉症などのアレルギー症状がある場合
改善方法
- 適切な休息をとる
長時間の作業を続ける場合は、60分ごとに10分程度の休憩や十分な睡眠時間を確保するように心がける。 - 視力検査を受ける
眼の疲れを引き起こす原因になる視力の低下や乱れがある場合は、早めに専門家に相談し、視力検査を受けることが大切 - 環境を整える
画面の明るさやコントラスト、室内の照明や温度・湿度、作業場所の座り方などを調整し、快適な環境を整えることが重要 - 瞑想やストレッチを行う
目を休めるために、瞑想やストレッチなどのリラックス方法を取り入れることも有効です。 - 目のマッサージをする
目の周りを指先で軽くマッサージすることで、眼精疲労を緩和することができる。 - 目薬を使用する
目の乾燥やアレルギー症状などによる眼精疲労の場合は、目薬を使用することが効果的。
専門家の指導の下で使用するようにしましょう。
眼精疲労と鍼灸治療
鍼灸治療の目的
眼球を動かす筋肉、目周りの表情筋、首の付け根の筋肉を緩める事が重要です。
眼球に近い場所や咀嚼筋(側頭筋)に鍼を打つ事で血流を上げます。
首の付け根は眼球を動かす時に小さい筋肉が微かに収縮しているのでこの部位の緊張をとる事で
眼精疲労の症状を改善する事ができます。
緊張が強い場合には電気を流し筋肉を連続的に刺激し緊張をしっかりとる事で症状を改善を早めます。