投球時の指のシビレを改善する治療

投球時の指のシビレについてご紹介します。

トミージョン手術や肘の手術後

  • 指のシビレが取れない。
  • ボールをリリースする時に指に引っかからない
  • 指に力が入らない

指先のシビレや冷え感から投げずらくなったピッチャーは多いと思います。

鍼灸治療

術後は切開した箇所を縫い合わせるため皮膚をよせて縫合します。
皮膚を寄せると皮膚は引っ張られて毛細血管などを圧迫して血流が悪くなります。
血流が悪くなると瘀血(黒ずんだドロっとした血液)が溜まり血流障害になります。
それによりシビレや感覚が鈍くなるなどの症状が現れ、投球時に痺れや感覚鈍麻などの症状が現れます。

この症状を改善させる鍼灸治療は

  1. オペ痕にそって鍼を並べる
  2. 指先から瘀血を抜く井穴刺絡治療

オペ痕にそって鍼を並べる

オペ痕は皮膚を寄せ集めているので、硬く癒着して柔軟性を失います。
これにより指先に十分な血液が供給されず、シビレや感覚鈍麻が起こる原因になります。
そこに鍼を並べて打つ事で癒着を改善し血流をあげます。

このように黒い線がオペ痕だとして痕にそって鍼を刺す事で癒着を改善し、指先に血液を送りやすくします。

同側の長掌筋腱から移植する場合はここにも鍼を打ちます。

指先から瘀血を抜く井穴刺絡治療

シビレや感覚が鈍くなっている指から瘀血を抜きキレイな血液を指先に供給しシビレを改善していきます。

粘度が高く黒っぽい瘀血
瘀血を抜いていくと赤くサラッとした血液が流れ出す

シビレや感覚鈍麻の症状のある各指から瘀血を抜く事で症状を改善する事ができます。

小胸筋の緊張や斜角筋などの筋肉からシビレを引き起こしている可能性もあります。

投球時の指のシビレなどお困りの症状がありましたらこちらまで
トミージョン手術については下記に記載してあります。

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トミージョン手術

野球選手やその他の投球競技の選手において、肘の内側側副靭帯(UCL)の損傷に対する手術的治療方法です。
UCLは、投球時に強いストレスを受けるため、投手や投球競技の選手にとって非常に重要な靭帯の一つです。

トミージョン手術は、UCLを再建する手術です。
手術では、患部の靭帯を取り除き、他の部位から移植した組織(通常は腱)で新しい靭帯を形成します。
手術後、リハビリテーションプログラムに従い、患部を回復させることが必要です。

非常に重度のUCLの損傷がある場合に行われることが多く、手術後の回復には時間がかかることがあります。
手術は投球生涯を続けるための手段であると同時に、完全な回復が保証されるものではありません。
また、手術によって完全に回復しない場合や、再発する可能性もあります。

プロ野球選手やアマチュアの野球選手の間でよく知られていますが、他の競技においても同様の手術が行われることがあります。
手術を必要とする状況になった場合は、医師とよく相談し、適切な治療方法を選択することが重要です。

術式

手術は損傷した肘の靭帯を切除し、自分の体から正常な腱を一部摘出します。
これを上腕骨と尺骨に孔(あな)を作り、その孔を介して両端にテンションをかけ固定し靭帯の代わりになるように移植します。

*長掌筋腱や下腿、臀部、膝蓋腱などから移植

投球時の指のシビレいかがでしたか?なかなかよくならない方はぜひ試してみてください。