ハイラリンクス時の負担のかかる筋肉

ハイラリンクスを日本語に直訳すると
「high」→高い
「larynx」→喉頭
喉頭が高い位置にあることをいいます。(喉頭とは喉仏の事)
この状態で歌うと「カーン」とした明るい響きの声や、キンキン声に変化します。

ハイラリンクスの状態は良いも悪いもなく、音楽の表現でカーンと明るい声で表現したいときはこの状態で歌います。
ハイラリンクスで長時間歌っていると喉周りの息苦しさ、明るい高い声が出づらくなります。
喉頭を引き上げる筋肉の緊張が強くなる事が原因と考えられます。

ハイラリンクスの関連する筋肉

ハイラリンクスで収縮する筋肉は舌骨上筋群です。
舌骨上筋群は顎二腹筋、顎舌骨筋、茎突舌骨筋、オトガイ舌骨筋があります。

舌骨上筋の歌唱時の役割

  • 下顎を後方に引いて口を開く
  • 舌骨を介して喉頭を引き上げる

長時間の歌い続けると筋肉が疲労し口が開きづらくなったり、「カーン」と明るい声が出づらくなります。

顎舌骨筋
オトガイ舌骨筋
顎二腹筋
茎突舌骨筋

舌骨上筋が収縮すると舌骨下筋群は伸張し負担がかかる。

舌骨上筋が収縮すると舌骨が上にいきすぎないように舌骨下筋は伸張し力が入ります。
むしろ引き伸ばされて緊張する方が筋肉の負担は大きいです。
つまりハイラリンクス時には両方の筋肉の緊張が強くなります。

首の前を治療し歌うパフォーマンスを上げる

舌骨上筋、下筋の緊張を緩める事で舌骨の可動を良くし歌うときのパフォーマンスを上げる事ができます。
歌う際に喉周りの張り感や疲労感が強い方、ハイラリンクス特有の声が出しずらい方は早めの治療がオススメです。

お気軽にご相談ください

お気軽にご相談ください

080-7391-8358

ご予約・お問合せもこちら

ご予約・お問合せもこちら