歌手、アナウンサーなど声を生業にする方が声帯を酷使して起こる声帯結節。
声枯れ(嗄声)、喉の違和感、空気が漏れるような声などの症状があります。
声帯結節の一般的な治療は、発生を控えて安静にし、消炎薬の投与やステロイドの吸入などが一般的です。
これで治らない場合は結節を切除する手術をすることになります。
手術といっても術後1週間は結節の切除部を保護するため沈黙療法を必要とします。
手術をして完治してもまた同じように喉に負担がかかると再発する可能性もあります。
発声を見直して声帯に負担のかからないようにトレーニングするのも必要です。
そこで治療ほうの一つとして鍼灸治療を知ってもらいたいです。
声帯結節治療のスタンダートに鍼灸治療を
声帯結節は左右の声帯が繰り返し擦れる事で粘膜が厚く硬くなり、繊維化したり浮腫状に腫れたりする事で発症します。
鍼灸治療は
- 炎症を抑える→声帯の炎症を改善
- 自然治癒力を高める→自然治癒力を高め浮腫や繊維化した結節の回復を早める
- 血流を改善→厚くなった粘膜の代謝を上げ回復を早める
声帯結節は喉の中にあるため直接的に触れられる事はできないです。
鍼灸治療で間接的に足や手、喉仏の周りの筋肉やツボにアプローチすることで声帯結節の回復を早め、声枯れや喉の違和感を改善する事ができます。
術後の予後やコンディション管理にも
歌えるまでに回復してもまた声帯結節ができる可能性はあります。
そこで鍼灸治療を定期的に行うことでいい状態を維持する事ができます。
- 声帯の状態を維持する
- 歌いすぎなど喉を酷使した際のケア
- 声に関連する筋肉の緊張を改善して歌いやすい状態を維持する
歌いすぎで声が枯れると余計な筋肉に力が入り声帯が過剰に負担がかかり悪循環に陥ります。
鍼灸で声帯の状態を改善、筋肉の動きを良くして、声枯れや声帯結節の再発を予防します。
悪循環から逃れるためにも定期的な耳鼻咽喉科の通院に加えて、鍼灸治療のツールを増やすことでいい状態で声を出す事ができます。
当院に定期的に治療を続けている患者さんは例え歌いすぎなどで喉の状態が悪くなったり、違和感が出ても回復が早いです。継続は力なりとはこういう事だと思います。
声帯結節の治療でステロイド吸引をしたくない、手術には抵抗がある、術後に声の調子が戻らない方などお困りの方はこちらまでお問い合わせください。