腰痛

腰痛の治し方を解説していきます。

原因のポイントを特定

腰痛だけでなくどんな治療でも大切なのが痛みを発している組織の特定です。

痛み出した時期の確認と痛みの度合いの変化

まずいつから痛み始めたのか、痛み始めてから痛みの度合いは落ち着いているか、変わらないか、増悪しているか確認します。
痛めた時期が昨日今日の場合まず注意するのが熱感の有無です。
だいたい24〜48時間は炎症期で痛みが強い事が多く熱感を伴っている事が多いので直接患部を触る際には注意が必要になります。

痛い箇所を手で触ってもらう

患者さん自身に「痛いところはどこですか?」と声をかけ触ってもらいます。
指一本で「ここです」と指す方もいれば、手のひらで「この辺です」と腰やお尻にかけてさするなど広い範囲で痛みの示すなど、患者さんによって様々です。

どんな痛みか、いつ痛いか

痛みも様々で「ズキズキ痛い」「ジリジリ痛い」「重だるい痛み」など症状によって訴え方が変わってきます。
また痛む時間帯でも変わります。「朝起きた時に痛い」「夕方痛みがます」など痛む時間帯でもアプローチするポイントが変わってきます。

どうすると痛いか

座ってても痛い、立ち上がると痛い、などじっとしていても痛いのか、動かして痛いのかを確認します。
動かして痛い場合はどの動きでどの箇所に痛みが出るか確認する事が大事になります。

これらを考慮して痛む箇所を原因を特定していきます。

ちなみに今回の患者さんは1日前から痛いが出て徐々に痛みが出てきたそうです。
腰を反ったり、前屈みにしようとすると痛くなり、指一本で腰と仙骨のあたりを指し、動き始めにズキっと痛む状態で特に熱感はない状態でした。

動き始めにズキっと痛む場合は筋肉が硬くなり癒着している状態と考えられます。
筋肉の癒着とはうまく筋肉が収縮しない状態をいいます。
これを想定して指で指した箇所や動きを考慮してのポイントとなる筋肉の癒着をとり動かしてもらうと痛みがなくなります。

その後痛みの出ている箇所の繋がりのある筋膜や筋肉を治療するとより治療効果が上がり患部だけの治療に比べ痛みが良くなります。

その後歌う本番は腰の痛みが出る事なく無事終えられたそうです。

痛みを感じているのは脳

痛みは患部から脳に向けて痛みの信号を送り認知します。
そして一番痛い箇所を脳を優先的に認知しています。痛みを発している箇所が良くなると痛みが消えるか、痛い箇所が変わります。なので痛みが変わる=そこの箇所は改善。2番目に痛い箇所が一番になり脳に認知させるのです。

痛みが良くならないのはアプローチするポイントが違うので別のアプローチを考え治療していきます。
なので原因を特定する作業はとても大事になってきます。

合わせて骨格の調整をすると重心が安定して可動域やパフォーマンスが上がるので当院では合わせて治療していきます。

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筋筋膜性腰痛

筋筋膜腰痛は筋肉と筋膜の張りや緊張によって引き起こされます。
腰痛を引き起こす筋肉は最長筋、腸肋筋、多裂筋、腰方形筋、腸腰筋が多いです。

これらの筋肉の動きと場所を理解していないと腰痛は改善しません。
治療で大切なのは痛い組織を導き出すことです。

痛い組織の特定の仕方

特定するにはまず問診が大切になってきます。

  • いつから痛いか→昨日から、1週間前、1ヶ月前など
  • 動くと痛いか、じっとして痛いか
  • いつ痛いか→朝起きていたい、動き始めがいたい、夕方痛い、長く歩くと痛いなど
  • 痛みの範囲→ピンポイントで痛い、全体的に痛い
  • 痛み方→じんじん痛い、刺すように痛い、ズキっとくる、チクチク痛いなど痛みの性質

このように問診で聞き出し検査し痛い組織を絞っていきます。
前屈で痛い、反って痛い、座って立ち上がる時に痛いなど、で治療するポイントが変わってきます。
全て同じように治療すれば全部治るものではないのです。

治療する前に問診をしているか、その後検査し痛みの組織を特定して痛みが改善するもしくは痛い場所が変わる場合は治療ポイントが合っています。できなければ違う場所である可能性が高いので違う組織にアプローチしていきます。

治療記録

腰痛でお困りの方の症例です。

同一姿勢から動かし始めでぎっくり腰に

仕事が座りっぱなしで細かい手作業をする仕事の方です。
もともと腰痛はあったそうですが。
朝起きた時の動かし始めや、長時間の同一姿勢から立ち上がるときに痛みが特に出るそうで、痛みを感じる部分はお尻から腰にかけ広い範囲を訴えていました。

治療ポイント

腰を後ろに反らすと痛みが誘発されました。
検査したところ腰椎の前弯(反り腰)仙骨が前傾して股関節の屈曲時の可動が悪い状態でした。
腸腰筋の緊張が強く脊柱起立筋の腸肋筋からお尻の大臀筋の緊張が特に強くそこに鍼を打ちました。

腰の後屈が改善し痛みが軽減

鍼治療で筋肉の緊張が改善され腰の動きは改善されました。
筋緊張をとるだけでは再発しやすいです。そこで運動をして状態をさらに向上させていきます。

骨盤を安定させる股関節の運動

筋肉の緊張を改善した後に様々な股間節の運動をする事で筋肉を鼓舞させて骨盤を安定させいい状態をより長く継続させられるように治療します。

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